将棋を通して、こどもの健全な育成を図る・・・・帝塚山こども将棋塾・・・・
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「将棋の泉Vol.02」 「読書のススメ」 今回は、将棋の話ではありませんが、情操教育についても力を入れている当塾としましては、「読書」について書きます。 私は、こどものときからとにかく読書はしました。ヨーロッパの童話やSFものや伝記ものなどありとあらゆる本を読みましたね。 読書は、人間にさまざまな知識、教養を与えてくれます。また、視野も広がりますし、いろいろな人物の追体験ができます。それと、想像力がたくましくなりますね。 また、読書は情操教育の面でいいばかりか、学校の勉強にも大いに役に立ちます。まず、国語における読解力が身につきます。次に、漢字を沢山覚えれます。そして、少なからず、歴史、地理の知識も身につきます。小さいときに絵本を沢山読むと色彩 感覚もよくなります。読書の効用って計り知れませんね。 さて、どんな本がいいかですが、小さいこどもには岩波書店から出ている絵本とかがいいでしょう。どれがいいかは好き好きですが、私のこどものときのベストワンは「はなのすきなうし(著者 マンロー・リーフ)」(岩波こどもの本 11)です。特に、小さいこどもにお勧めですので、以下紹介させていただきます。 第2次世界大戦前に書かれた本でスペインのある牛の話ですが、ディズニーの映画にもなりました。あらすじを簡単に書きますと、とても気がやさしくて、花の匂いが好きで、コルクの木の下で寝るのが好きなフェルジナンドという牛がスペインのある静かな牧場にいました。しかしある日、フェルジナンドは強い牛だと勘違いされて、無理やりマドリードの闘牛場に連れて行かれました。観客はどんな獰猛で強い牛が出てくるのか期待していました。ところが闘牛場に出てきたフェルジナンドは観客の女の人たちが髪に挿している花の匂いを嗅いで、うっとりとして戦闘意欲なんかまるでないんです。それで、フェルジナンドは闘牛士と戦わずに済んで、元の静かな場所に送り返されるんです。それで一生、フェルジナンドは花の匂いを嗅いで、コルクの木の下で寝るという平和な生活を送ることができました。という話です。 何度読んでもほのぼのとしていて、いいですねー。挿絵もとてもかわいいですし。 大人になってからまた読み返すと私自身新しい発見がありました。 それは、この本の著者は動物愛護のことだけではなくて、実はふんわりと反戦のことも言っているんだなぁと感じました。 人間同士争ってはいけないんだ、みんなこのフェルジナンドみたいな誰も傷つけない心やさしい気持ちになれば人間同士憎みあったり、争ったりしなくて済むんだってことをこの本を通 して著者は言いたかったんではないかと思ったんです。 これほど素晴らしい本に私は4歳の時に出会うことができました。 |
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■2008年1月から祝・祭日はお休みにさせて頂きます。 |
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